こだわりドッグフード

ドッグフードには、「ドライフード」のほかに「ウェットフード」があります。
ウェットフードというのは、おもに水分が75%以上のドッグフードのことを指します。
一般的に、缶詰やレトルトの形態で販売されています。

ここではウエットフードの特徴やメリットを説明します。

【未開封での長期保存が可能】
缶詰やレトルトですので、開封をしなければ長期保存が可能です。
ただし、１回開封をしたら２～３日以内に使い切る必要があります。

【バリエーション豊富】
カリカリッとした食感のドライフードに比べると、いわゆる「人間の食事」に近い感じで、中身の種類も豊富になってきます。
ロータイプという塊状のウェットフードは、小さく崩して愛犬の食べやすいサイズにカットすることも可能です。

ウェットフードは肉や魚の素材の持ち味を生かしているので、見た目にも美味しそうですし、何より犬の嗅覚を刺激するので、食欲が無くなっているワンちゃんには最適です。

【食べることで水分補給】
特に病中のワンちゃんは、体が弱っているのに水分を摂ってくれない、と悩む飼い主さんが多いようです。
ウェットフードは水分を多く含んでいるので、食べるだけで水分補給ができます。

１つのフードで栄養・水分を同時に体内に取り入れることができるのが、ウェットフードの最大のメリットと言えるでしょう。
まだ幼い犬や高齢の犬、小型犬にお勧めです。

【ウェットフードの注意点】
ウェットフードはドライフードに比べると嗜好性が高いため、ウェットフードばかり与えているワンちゃんはドライフードを食べなくなってしまう事が多いようです。
また、柔らかい素材なので歯についたまま口の中に残りやすく、虫歯や口内の様々な病気の原因になりうるのでお口のケアが必要となります。
さらに、ウェットフードだけを与えると歯や顎の発達が阻害されてしまいます。

あくまで日常の基本となるエサはドライフードとして、おやつや食欲がない時の一時的な手段としてウェットフードを与えると良いでしょう。